現在は星の数ほど心理療法の種類がありますが、心理臨床の根本的な能力値は、おそらく以下の3要因、すなわち①(素質)、②(技能)、③(精神力)をいかに高い水準で統合できるか、その度合いにより規定されてくるように思います。
①素質:気質(外部刺激に対する生得的反応傾向・様式)+遺伝により規定される部分の対人関係様式・思考形式
②技能:技術力+知識+経験
③精神力:精神的安定性+レジリエンスresilience
つまり、①、②、③各々の要因の主効果が高く、かつ高いレベルで両者が統合されてる段階に至り、高い臨床能力が発揮されるのではないでしょうか。
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